お笑い芸人の小籔千豊(こやぶかずとよ)さんが2022年8月の公演を持って吉本新喜劇の座長を勇退したことが話題になっていますね。
自身のSNSには、
「今日まで新喜劇で座長やらせてもらいました ありがとうございました たくさん見に来てくださり感謝です」という言葉と一緒に、
「#身の丈以上の役職でした」「#ほっとしています」というハッシュタグも付けられていました。
沢山の人から愛される芸人さんでありますが、
「勇退の理由はなんだろう?」
「なぜ辞めてしまうの?」
と思っている人もいると思います。
そこで今回は、小藪さんが勇退した理由を考察していきたいと思います
小籔千豊|新喜劇座長を勇退した理由を考察!
「あの書き込みは、小籔さんが会社に無断でやったんです。文章を読むと、小籔さんは突然の発表であることを隠していません。感謝や寂しさを伝える形を取っていますが、相当怒っていたんだと思います。近年、会社は新喜劇での小籔さんの振舞いを制御できなくなっていたのです」
と吉本関係者が言っていました。
このように「勇退」という言葉らくしない背景がこの一件にはあるのかも知れません。
”あの書き込み”とは2022年1月14日に、小藪さん本人が自身のSNSを通じて
「とりあえず当番が終わります。今年の8月が最後の座長週出番予定でして…。」と報告していたのでした。
・出身…大阪府大阪市住之江区
・血液型…B型
・身長…188cm
・学歴…近畿大学付属高校
・職業…お笑い芸人、俳優、ドラマー
・所属…吉本興業
自らを「吉本新喜劇の広報担当」と呼ぶように、2006年座長就任以来、テレビ出演など多数のメディアに露出し人気を獲得していきました。
現在ではテレビなどで見ない日はないほどの活躍ぶりで、
歯に衣着せぬ物言いでも有名ですね!
小籔千豊|新喜劇座長を勇退した理由①:文字通りの勇退
1つ目の理由は文字通りの勇退です。
小藪さんは後輩から慕われていますし、後輩への気配りも怠らなかったようです。
後輩への信頼度の高さ
ある特別番組内でのこと。その日も新喜劇での仕事がありました。
しかし自然災害で交通網が麻痺していたため役者さんが揃いません。それでも公演を待っているお客さんがいましたので、公演を決行します。
開始を決めた後、若手を寄せ集めて「あの人の役できるかな?」と1人ずつ聞いていったのです。
その時の後輩の子たちの答えが「はい」でした。
「いやー」とかではなく、「はい」の即答に座長としての信頼度と後輩への普段の接し方も見て取れるような気がします。
緊急時でもお客様ファースト
自然災害時といういつもとは全く違う状況の中でも座長は冷静で、
「ご来場ありがとうございます。今日はこんなんで役者が揃いません。代わりに居るモンでやらせていただきたいと思います。完璧とはいきませんが、精一杯やらせていただきますのでよろしくお願いいたします」
とお客様に伝えていました。
素晴らしい対応です。
こんな姿を見て、安心しないメンバーはいないのではないかと思います。
こんなちょっとしたエピソードの中からでも小藪さんの人望の厚さは計れるかなと重います。
勇退という言葉の通り、小藪さんはしっかり後輩への道を明け渡しているのではないでしょうか。
小籔千豊|新喜劇座長を勇退した理由②:忙しさ
そんな小藪さんは各方面から引っ張りだこです。
2つ目の理由は、自身の忙しさからの勇退という選択です。
現在、小籔さん出演のレギュラー番組は(隔週も含む)、、、
朝日放送テレビ、今ちゃんの「実は…」
フジテレビ系、ノンストップ!
テレビ東京系、ソレダメ!〜あなたの常識は非常識!?〜
などなど、他にも4,5本のレギュラー番組を持つ
その他にもドラマや映画への出演。
そして、「ジェニーハイ」というロックバンドの活動もしていますね!
バンドの活動はドラマーとして、夏フェスやライブ、アルバム作成、それからその為の練習などなど…
加えて家庭もお持ちでお子さんもいますから、傍から見たら、「いつ休んでいるの?」と思ったりもします。
現在48歳。まだまだお若いですが、それでも体力には限界がありますから少しずつ活動の幅も狭めていく必要があるのかも知れないですね!
そんな日々の多忙から少しでも開放されるための勇退という選択も考えられます。
小籔千豊|新喜劇座長を勇退した理由③:引き際はもっと前だった
実は、そもそもやめるタイミングはもっと前であるはずだったと本人が語っています。
「もともと、10年経ったら辞めなければならないと思っていたのに15年やってしまいました」
と、10年経ったらやめるつもりでいたようですね。
その理由は、
権力が集中すると腐敗の構図が生まれ、新喜劇のためにもあまり長く座長をやらないほうが良いと思っていたためです。
新喜劇のために、新喜劇という名の船が沈まないように理不尽も飲み込んできた面もあるようです。
座長という立場を客観視出来ているところが流石です。
そして、10年で退くはずが15年以上も座長を務めたというのは、それだけ小藪さんが必要とされてきたという証拠でもありますね!
なので3つ目は、満を持しての勇退というわけです。
小籔千豊|新喜劇座長を勇退した理由④:小籔潰し?
4つ目の理由が、小籔潰しならぬ経営陣や上からの圧力です。
テレビではよく見る歯に衣着せぬ物言いですが、新喜劇やプライベートでもその体質はあまり変わらない様子。
「“信念の男” やなあと。会社へね、俺やったら言わんようなことでも、自分がおかしいと思ったら、自分を出して。よう戦ったなと思うけどね」
と、ベテラン座員の池乃めだか(いけのめだか)(2022年現在79歳)は言ってます。
自分を通して押し通した分だけその反発もあるものですね。
先輩芸人にも辛辣な言葉を飛ばすこともあったそうなので、
古い芸人さんからしたら、”怖さ”があったのではないでしょうか。
加えて、若手に比べたらもう先が長くはない芸人さんです。
”現状維持”という思考がどうしても働いてしまうでしょうから、互いの摩擦も避けられなかったのかも知れません。
実は煙たい人もいたという声も
続けて、「勇退は経営の以降か?」という質問に対し
「それはわからんな。(そういう話が)出てきても、おかしないようなこともあるかもわからんねぇ」
池乃さんは言っていました。
そして、小籔が座員から慕われていたとは思うということを前置きした上で
「……煙たい人もおったやろうけどね」
と言っています。
池乃さん自身は小藪さんのことをどう思っているのかは定かではありませんが、
小籔は煙たい存在ではなかったのか、という問いに対しては
「はい」
と返答をしたようなので、
そうなのかそうでないのか立場をはっきりさせなかったということは、そんな風に思っている、もしくは思っていたのかも知れないですね。。
ということで小藪さんは、
これから座長ではなく新喜劇の座員の1人として活動していくということですね!
本当に多方面に活躍されている方ですし
まだまだ人生は長いので身体に気をつけて頑張ってほしいですね!